介護職として働いている人には、生活費が足りないという理由や収入を増やしたいという理由で副業している人も多くいます。しかし、全ての介護施設で副業が許されている訳ではなく、禁止されているもしくは副業をしていると良い顔をされない施設もあるというのが実情です。

介護施設で副業が禁止されている理由として考えられるのは、介護施設を退職するリスクを恐れていることです。介護職は腰や肩を傷める可能性もあるので、体力的にきつい仕事と言えるでしょう。介護職以外の仕事で収入を得られれば、わざわざつらい思いをしてまで介護職で働く必要はありません。また、副業に熱中し本業である介護職をいい加減にすることを恐れている可能性も考えられます。介護職として働いている時間以外は休む、勉強時間に当ててほしいという思いから副業を禁止している施設もあるようです。

副業をしたいと思っている方は、介護施設が副業を禁止しているか、介護職と副業を無理なく掛け持ちできるか確認しておきましょう。介護施設が副業を禁止しているかどうかは、会社の就業規則を見れば判断できます。副業を許可している介護施設のなかには、アルバイトとして雇われるのは禁止という条件付きで許可しているケースもあり得るのでよく確認しておいてください。副業を始めることで、休む時間が減り本業に支障が出る可能性もあります。本業に支障を出さずに無理なくできるかどうか副業する前に考えてみましょう。副業を始めたての頃はシフトを入れすぎない、副業する時間を短めにするなど対策を立ててみてください。